【MLB】キャッチャーランキング:2022年の成績も紹介

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この記事では、「MLBネットワーク」で公表されたキャッチャーランキングTOP10を紹介します。

「MLBネットワーク」は、2009年1月1日に開局したMLB専門チャンネルで、過去の選手のパフォーマンス、攻撃面と守備面の指標、先進的なデータと伝統的なデータなどを基に、ポジション別でのランキングTOP10を毎年公表しています。

公表内容は、先発投手、救援投手、捕手、一塁手、二塁手、三塁手、遊撃手、左翼手、中堅手、右翼手の10ポジションです。

また、主に下記のような番組を配信しています。

  • メジャーリーグ中継
  • ハイライト番組や過去の名勝負
  • ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)中継

【MLB】キャッチャーランキング 2022版

ここからは、【MLB】(メジャーリーグベースボール)のキャッチャーランキングTOP10を紹介します。

2022年の成績を合わせて紹介しています。

1位 J・T・リアルミュート

本名ジェイコブ・テイラー・リアルミュート(Jacob Tyler Realmuto)
所属フィラデルフィア・フィリーズ
133試合盗塁阻止68回中30回盗塁阻止率 .441
504打数打率.276 22本塁打84打点

投手の投球を捕球してから二塁(または三塁)へ送球が到達する時間を示す「ポップタイム」が、MLB平均の2.01秒を大きく上回る1.90秒から1.82秒と、2018年から5年連続で最速を記録しています。

また、「打って走れる捕手」として有名で、MLBの捕手の中で常に短距離走の最速を誇っています。

2位 ヤスマニ・グランダル

本名ヤズマニ・グランダル
(Yasmani Grandal)
所属シカゴ・ホワイトソックス
71試合盗塁阻止54回中8回盗塁阻止率 .148
327打数打率.202 5本塁打27打点

2015年から2018年までのドジャース時代、バッテリーを組んだ前田健太とのコミュニケーションには、リストバンドに入れた日本語と英語のメモを使用していました。

攻撃面では、イチローのようなルーティンで、相手投手の失投を待ってパワーで打つことを自身のスタイルとしています。

3位 ウィル・スミス

本名ウィリアム・ディルズ・スミス
(William Dills Smith)
所属ロサンゼルス・ドジャース
109試合盗塁阻止56回中10回盗塁阻止率 .179
508打数打率.260 24本塁打87打点

MLB在籍4年の通算で、打率.260、72本塁打、打点230で現役屈指の攻撃型の捕手です。

俳優のウィル・スミスと同姓同名で、息子のモレノ君がドジャースファンであることから、試合に招待するなどの交流があります。

4位 ウィルソン・コントレラス

本名ウィルソン・エドゥアルド・コントレラス
(Willson Eduardo Contreras)
所属ロサンゼルス・ドジャース
72試合盗塁阻止35回中11回盗塁阻止率 .314
416打数打率.243 22本塁打55打点

三塁手から捕手に転向し、2017年からは正捕手として活躍しています。

MLB在籍7年の通算で、打率.256、117本塁打、365打点、OPS.808のパワーヒッターとして知られています。

2022年オフに、セントルイス・カージナルスへ移籍しました。

5位 サルバドール・ペレス

本名サルバドール・ペレス・ディアス
(Salvador Pérez Diaz)
所属カンザスシティ・ロイヤルズ
77試合盗塁阻止29回中10回盗塁阻止率 .345
445打数打率.254 23本塁打76打点

190.5cmと高身長の捕手で、俊敏・強肩、送球も正確であり、マイナー時代には4割を超える盗塁阻止率を誇っていました。

2021年には48本で本塁打王に輝き、また7度オールスターに選出されていて、ホームラン競争では大谷選手と競演もしています。

6位 ミッチ・ガーバー

本名ミッチェル・リン・ガーバー
(Mitchell Lynn Garver)
所属テキサス・レンジャーズ
14試合盗塁阻止12回中2回盗塁阻止率 .167
188打数打率.207 10本塁打24打点

2019年には、打率.273、31本塁打、67打点、OPS.995を記録、この年のシルバースラッガー賞を受賞していて、近年多く見られる攻撃型捕手として十分なパワーを持っています。

また、2020年当時にミネソタ・ツインズに在籍していた際、日本人エースの背番号18の重さを知ったガーバーは、その年に加入してきた前田健太投手に、自身が付けていた背番号18を譲りました。

7位 ショーン・マーフィー

本名ショーン・マイケル・マーフィー
(Sean Michael Murphy)
所属オークランド・アスレチックス
116試合盗塁阻止61回中19回盗塁阻止率 .311
537打数打率.250 18本塁打66打点

2021年に、その年の守備に卓越した選手に贈られるゴールドグラブ賞を受賞しています。

2022年には、長打率.426、18本塁打、66打点で400打席以上出場した捕手の中ではfWARが3位という成績を残していて、強打者として知られます。

2022年オフにアトランタ・ブレーブスに移籍しました。

8位 ジェイコブ・スタリングス

本名ジェイコブ・ダニエル・ストーリングズ
(Jacob Daniel Stallings)
所属マイアミ・マーリンズ
110試合盗塁阻止75回中14回盗塁阻止率 .187
346打数打率.223 4本塁打34打点

2021年にDRS+21とダントツの数字を残していて、優れたフレーミングと高い野球脳で数字以上の頼もしさを感じることができる捕手です。

打撃面では、wRC+捕手平均の+89を上回る+95で、特にフリースインガーの多いマイアミ・マーリンズでの存在感は大きくなっています。

9位 マイク・ズニーノ

本名マイケル・アルコシ・ズニーノ
(Michael Accorsi Zunino)
所属タンパベイ・レイズ
35試合盗塁阻止20回中4回盗塁阻止率 .200
115打数打率.148 5本塁打16打点

フレーミングやポップタイムも優れていて、安定した守備力を持っています。

攻撃面では、打率は低いものの、高い長打力により20本以上の本塁打を放つシーズンが多くあります。

2022年オフに、クリーブランド・ガーディアンズへ移籍しました。

10位 カーソン・ケリー

本名カーソン・フランクリン・ケリー
(Carson Franklin Kelly)
所属アリゾナ・ダイヤモンドバックス
91試合盗塁阻止43回中10回盗塁阻止率 .233
317打数打率.211 7本塁打35打点

入団した後に三塁手から捕手に転向、強肩で確実な守備は高く評価されています。

攻撃面で2019年にOPS.826を記録し、潜在的な能力が楽しみな選手です。

まとめ

この記事では、MLBキャッチャーのランキングTOP10を紹介しました。

キャッチャーは、他のポジションと違って、唯一グラウンドに正対してプレーします。

そのことからも守備陣全体を俯瞰することで「守備の要」として重要な役割を果たします。

キャッチャーの良し悪しがチームの成績に直結することも多いです。

2023年は、どのキャッチャーがランキングに入るのか、注目したいですね

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