この記事では、MLB30球場を広さと収容人数でランキングしました。
また、それぞれの球場の天然芝と人工芝の違い、ダグアウトや屋根の有無の違いをまとめました。
比較のためにプロ野球12球場もランキングにしました。
MLBの球場の特徴について、こちらの記事で紹介しています。
MLB球場の比較【広さ】
MLBの球場の広さを比較するために、ホームベースから外野フェンスまでの距離を調べました。
多くのMLB球場は左右非対称な形をしています。
そのため、ホームベースからレフト線、左中間、センター、右中間、ライト線のそれぞれの距離を合計してランキングしました。
球場の広さを比較する時は、このようにすることが一般的です。
なお、この記事では、左中間や右中間については、最も奥深い部分までの距離になります。
順位 | 球場 (ホームチーム) | 距離の合計 |
---|---|---|
1位 | チェイス・フィールド Chase Field (アリゾナ・ダイヤモンドバックス) | 578.3 |
2位 | クアーズ・フィールド Coors Field (コロラド・ロッキーズ) | 572.2 |
3位 | オラクル・パーク Oracle Park (サンフランシスコ・ジャイアンツ) | 564.8 |
4位 | ローンデポ・パーク LoanDepot Park (マイアミ・マーリンズ) | 564.3 |
5位 | リグレー・フィールド Wrigley Field (シカゴ・カブス) | 562.1 |
6位 | カウフマン・スタジアム Kauffman Stadium (カンザスシティ・ロイヤルズ) | 560.8 |
7位 | オークランド・アラメダ・カウンティ・コロシアム Oakland-Alameda County Coliseum (オークランド・アスレチックス) | 559.7 |
8位 | アメリカンファミリー・フィールド American Family Field (ミルウォーキー・ブルワーズ) | 558.8 |
9位 | ペトコ・パーク PETCO Park (サンディエゴ・パドレス) | 558.7 |
10位 | オリオール・パーク・アット・カムデンヤーズ Oriole Park at Camden Yards (ボルチモア・オリオールズ) | 558.3 |
11位 | コメリカ・パーク Comerica Park (デトロイト・タイガース) | 557.9 |
12位 | PNCパーク PNC Park (ピッツバーグ・パイレーツ) | 557.5 |
13位 | ドジャー・スタジアム Dodger Stadium (ロサンゼルス・ドジャース) | 556.2 |
14位 | チョクトー・スタジアム Choctaw Stadium (テキサス・レンジャーズ) | 556.0 |
15位 | ヤンキー・スタジアム Yankee Stadium (ニューヨーク・ヤンキース) | 555.9 |
16位 | ブッシュ・スタジアムIII Busch Stadium III (セントルイス・カージナルス) | 555.0 |
17位 | ナショナルズ・パーク Nationals Park (ワシントン・ナショナルズ) | 554.7 |
トゥルーイスト・パーク Truist Park (アトランタ・ブレーブス) | 554.7 | |
19位 | T-モバイル・パーク T-Mobile Park (シアトル・マリナーズ) | 554.1 |
20位 | エンゼル・スタジアム・オブ・アナハイム Angel Stadium of Anaheim (ロサンゼルス・エンゼルス) | 553.9 |
21位 | ターゲット・フィールド Target Field (ミネソタ・ツインズ) | 553.2 |
22位 | ギャランティード・レート・フィールド Guaranteed Rate Field (シカゴ・ホワイトソックス) | 552.9 |
23位 | グレート・アメリカン・ボール・パーク Great American Ball Park (シンシナティ・レッズ) | 550.5 |
ロジャーズ・センター Rogers Centre (トロント・ブルージェイズ) | 550.5 | |
25位 | シチズンズ・バンク・パーク Citizens Bank Park (フィラデルフィア・フィリーズ) | 549.6 |
26位 | シティ・フィールド Citi Field (ニューヨーク・メッツ) | 549.0 |
27位 | プログレッシブ・フィールド Progressive Field (クリーブランド・ガーディアンズ) | 548.7 |
28位 | フェンウェイ・パーク Fenway Park (ボストン・レッドソックス) | 545.8 |
29位 | ミニッツ・メイド・パーク Minute Maid Park (ヒューストン・アストロズ) | 544.1 |
30位 | トロピカーナ・フィールド Tropicana Field (タンパベイ・レイズ) | 542.8 |
MLB球場の比較【収容人数】
MLB球場の比較をするとき、重要なのは収容人数です。
MLBには30チームがあり、それぞれの球場によって収容人数が異なります。
球場の収容人数は、その球場がどのような観客体験を提供できるかに大きく影響します。
順位 | 球場 (ホームチーム) | 収容人数 |
---|---|---|
1位 | ドジャー・スタジアム Dodger Stadium (ロサンゼルス・ドジャース) | 56,000人 |
2位 | クアーズ・フィールド Coors Field (コロラド・ロッキーズ) | 50,445人 |
3位 | ロジャーズ・センター Rogers Centre (トロント・ブルージェイズ) | 50,516人 |
4位 | ヤンキー・スタジアム Yankee Stadium (ニューヨーク・ヤンキース) | 50,287人 |
5位 | チョクトー・スタジアム Choctaw Stadium (テキサス・レンジャーズ) | 49,200人 |
6位 | チェイス・フィールド Chase Field (アリゾナ・ダイヤモンドバックス) | 49,033人 |
7位 | T-モバイル・パーク T-Mobile Park (シアトル・マリナーズ) | 47,116人 |
8位 | オリオール・パーク・アット・カムデンヤーズ Oriole Park at Camden Yards (ボルチモア・オリオールズ) | 45,971人 |
9位 | エンゼル・スタジアム・オブ・アナハイム Angel Stadium of Anaheim (ロサンゼルス・エンゼルス) | 45,050人 |
10位 | ブッシュ・スタジアムIII Busch Stadium III (セントルイス・カージナルス) | 43,975人 |
11位 | プログレッシブ・フィールド Progressive Field (クリーブランド・ガーディアンズ) | 43,863人 |
12位 | シチズンズ・バンク・パーク Citizens Bank Park (フィラデルフィア・フィリーズ) | 43,500人 |
13位 | ペトコ・パーク PETCO Park (サンディエゴ・パドレス) | 42,445人 |
14位 | アメリカンファミリー・フィールド American Family Field (ミルウォーキー・ブルワーズ) | 42,400人 |
15位 | グレート・アメリカン・ボール・パーク Great American Ball Park (シンシナティ・レッズ) | 42,059人 |
16位 | シティ・フィールド Citi Field (ニューヨーク・メッツ) | 41,800人 |
17位 | オラクル・パーク Oracle Park (サンフランシスコ・ジャイアンツ) | 41,503人 |
18位 | トゥルーイスト・パーク Truist Park (アトランタ・ブレーブス) | 41,500人 |
19位 | ナショナルズ・パーク Nationals Park (ワシントン・ナショナルズ) | 41,487人 |
20位 | ミニッツ・メイド・パーク Minute Maid Park (ヒューストン・アストロズ) | 41,168人 |
21位 | リグレー・フィールド Wrigley Field (シカゴ・カブス) | 41,118人 |
22位 | コメリカ・パーク Comerica Park (デトロイト・タイガース) | 41,070人 |
23位 | ギャランティード・レート・フィールド Guaranteed Rate Field (シカゴ・ホワイトソックス) | 40,615人 |
24位 | ターゲット・フィールド Target Field (ミネソタ・ツインズ) | 39,504人 |
25位 | PNCパーク PNC Park (ピッツバーグ・パイレーツ) | 38,362人 |
26位 | カウフマン・スタジアム Kauffman Stadium (カンザスシティ・ロイヤルズ) | 37,903人 |
27位 | フェンウェイ・パーク Fenway Park (ボストン・レッドソックス) | 37,493人 |
28位 | ローンデポ・パーク LoanDepot Park (マイアミ・マーリンズ) | 37,000人 |
29位 | トロピカーナ・フィールド Tropicana Field (タンパベイ・レイズ) | 36,973人 |
30位 | オークランド・アラメダ・カウンティ・コロシアム Oakland-Alameda County Coliseum オークランド・アスレチックス | 35,067人 |
MLB球場の比較【天然芝と人工芝】
MLB球場のグラウンドに使われる芝の種類には違いがあります。
MLB球場のついて天然芝と人工芝のどちらを使用しているか比較しました。
天然芝を使用している球場
アメリカンファミリー・フィールド |
エンゼル・スタジアム・オブ・アナハイム |
オリオール・パーク・アット・カムデンヤーズ |
オークランド・アラメダ・カウンティ・コロシアム |
オラクル・パーク |
カウフマン・スタジアム |
ギャランティード・レート・フィールド |
クアーズ・フィールド |
グレート・アメリカン・ボール・パーク |
コメリカ・パーク |
シチズンズ・バンク・パーク |
シティ・フィールド |
ターゲット・フィールド |
チョクトー・スタジアム |
トゥルーイスト・パーク |
ドジャー・スタジアム |
ナショナルズ・パーク |
フェンウェイ・パーク |
ブッシュ・スタジアムIII |
プログレッシブ・フィールド |
ペトコ・パーク |
ミニッツ・メイド・パーク |
リグレー・フィールド |
ローンデポ・パーク |
ヤンキー・スタジアム |
PNCパーク |
T-モバイル・パーク |
人工芝を使用している球場
チェイス・フィールド |
トロピカーナ・フィールド |
ロジャーズ・センター |
MLB球場の比較【ダッグアウト】
野球場のダッグアウトと言えば、通常一塁側がホームチームで三塁側がビジターチームです。
しかし、MLBでは、三塁側のダッグアウトにホームチームが陣取る球場があります。
三塁側がホームチームの球場
コメリカ・パーク |
チェイス・フィールド |
ロジャーズ・センター |
エンゼル・スタジアム・オブ・アナハイム |
オラクル・パーク |
PNCパーク |
ドジャー・スタジアム |
プログレッシブ・フィールド |
リグレー・フィールド |
一塁側がホームチームの球場
オークランド・アラメダ・カウンティ・コロシアム |
クアーズ・フィールド |
ブッシュ・スタジアムIII |
カウフマン・スタジアム |
ローンデポ・パーク |
トロピカーナ・フィールド |
ギャランティード・レート・フィールド |
チョクトー・スタジアム |
アメリカンファミリー・フィールド |
シティ・フィールド |
T-モバイル・パーク |
ナショナルズ・パーク |
ターゲット・フィールド |
シチズンズ・バンク・パーク |
オリオール・パーク・アット・カムデンヤーズ |
ペトコ・パーク |
ヤンキー・スタジアム |
ミニッツ・メイド・パーク |
グレート・アメリカン・ボール・パーク |
フェンウェイ・パーク |
トゥルーイスト・パーク |
MLB球場の比較【屋根の有無】
MLBには、ドーム型の屋根を備えた球場があります。
ドーム型球場には、天候の影響を受けずに試合を行えるという利点があります。
ただ、MLBには「野球は太陽の下でおこなうもの」という意識が根強く、ドーム型でない球場の方が多くなっています。
屋根あり球場
トロピカーナ・フィールド |
アメリカンファミリー・フィールド(開閉式) |
T-モバイル・パーク(開閉式) |
チェイス・フィールド(開閉式) |
ロジャーズ・センター(開閉式) |
屋根なし球場
オークランド・アラメダ・カウンティ・コロシアム |
コメリカ・パーク |
クアーズ・フィールド |
ブッシュ・スタジアムIII |
カウフマン・スタジアム |
ローンデポ・パーク |
ギャランティード・レート・フィールド |
チョクトー・スタジアム |
シティ・フィールド |
ナショナルズ・パーク |
ターゲット・フィールド |
シチズンズ・バンク・パーク |
オリオール・パーク・アット・カムデンヤーズ |
ペトコ・パーク |
ヤンキー・スタジアム |
ミニッツ・メイド・パーク |
グレート・アメリカン・ボール・パーク |
フェンウェイ・パーク |
トゥルーイスト・パーク |
エンゼル・スタジアム・オブ・アナハイム |
オラクル・パーク |
PNCパーク |
ドジャー・スタジアム |
プログレッシブ・フィールド |
リグレー・フィールド |
プロ野球の球場の比較【広さ】
プロ野球の球場も、それぞれ広さが異なります。
こちらも、レフト線、左中間、センター、右中間、ライト線の距離の合計でランキングしました。
プロ野球の球場の建設するにあたっての規定は、こちらで紹介しています。
順位 | 球場 (ホームチーム) | 距離の合計 |
---|---|---|
1位 | MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島 (広島東洋カープ) | 555 |
2位 | 楽天モバイルパーク宮城 (東北楽天ゴールデンイーグルス) | 554 |
ベルーナドーム (埼玉西武ライオンズ) | 554 | |
バンテリンドーム ナゴヤ (中日ドラゴンズ) | 554 | |
京セラドーム大阪 (オリックス・バファローズ) | 554 | |
6位 | エスコンフィールドHOKKAIDO (北海道日本ハムファイターズ) | 547 |
7位 | ZOZOマリンスタジアム (千葉ロッテマリーンズ) | 545.6 |
8位 | 阪神甲子園球場 (阪神タイガース) | 544 |
9位 | 東京ドーム (読売ジャイアンツ) | 542 |
福岡PayPayドーム (福岡ソフトバンクホークス) | 542 | |
11位 | 明治神宮野球場 (東京ヤクルトスワローズ) | 539.6 |
12位 | 横浜スタジアム (横浜DeNAベイスターズ) | 528.9 |
プロ野球の球場の比較【収容人数】
プロ野球の球場は、収容人数も異なります。
球場の収容人数は、球場の設備や観客席の快適さを左右する大きな要素です。
順位 | 球場 (ホームチーム) | 収容人数 |
---|---|---|
1位 | 東京ドーム (読売ジャイアンツ) | 46,000人 |
2位 | 阪神甲子園球場 (阪神タイガース) | 43,508人 |
3位 | 福岡PayPayドーム (福岡ソフトバンクホークス) | 40,000人 |
4位 | バンテリンドーム ナゴヤ (中日ドラゴンズ) | 36,370人 |
5位 | 京セラドーム大阪 (オリックス・バファローズ) | 36,220人 |
6位 | エスコンフィールドHOKKAIDO (北海道日本ハムファイターズ) | 35,000人 |
7位 | 横浜スタジアム (横浜DeNAベイスターズ) | 34,046人 |
8位 | MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島 (広島東洋カープ) | 33,000人 |
9位 | ベルーナドーム (埼玉西武ライオンズ) | 31,552人 |
10位 | 楽天モバイルパーク宮城 (東北楽天ゴールデンイーグルス) | 31,272人 |
11位 | 明治神宮野球場 (東京ヤクルトスワローズ) | 30,969人 |
12位 | ZOZOマリンスタジアム (千葉ロッテマリーンズ) | 29,916人 |
プロ野球の球場の比較【天然芝と人工芝】
プロ野球の球場で使用される芝について比較しました。
天然芝を使用している球場
エスコンフィールドHOKKAIDO |
楽天モバイルパーク宮城 |
阪神甲子園球場 |
MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島 |
人工芝を使用している球場
ベルーナドーム |
東京ドーム |
明治神宮野球場 |
横浜スタジアム |
ZOZOマリンスタジアム |
バンテリンドーム ナゴヤ |
京セラドーム大阪 |
福岡PayPayドーム |
プロ野球の球場の比較【ダッグアウト】
プロ野球でも三塁側にホームチームが陣取る球場があります。
一塁側がホームチームの球場
エスコンフィールドHOKKAIDO |
楽天モバイルパーク宮城 |
東京ドーム |
明治神宮野球場 |
ZOZOマリンスタジアム |
横浜スタジアム |
バンテリンドーム ナゴヤ |
京セラドーム大阪 |
阪神甲子園球場 |
MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島 |
福岡PayPayドーム |
三塁側がホームチームの球場
ベルーナドーム |
プロ野球球場の比較【屋根の有無】
ここでは、プロ野球のドーム球場についてです。
ドーム球場には、天候に左右されない快適な観戦環境、迫力ある試合の演出、球場形態の自由度など、多くの魅力があります。
音響効果も高まり、選手たちのプレー音や応援の声が響き渡り、映像や照明効果もより一層引き立ち、よりリアルな空間を演出してくれます。
屋根なし球場
楽天モバイルパーク宮城 |
ZOZOマリンスタジアム |
明治神宮野球場 |
横浜スタジアム |
阪神甲子園球場 |
MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島 |
屋根あり球場
エスコンフィールドHOKKAIDO(開閉式) |
ベルーナドーム |
東京ドーム |
バンテリンドーム ナゴヤ |
京セラドーム大阪 |
福岡PayPayドーム(開閉式) |
まとめ
この記事では、MLBとプロ野球の球場をいろいろな面で比較してみました。
球場の広さを比較するために、ホームベースからレフト線・左中間・センター・右中間・ライト線までの距離を合計しました。
MLBの球場には、プロ野球で最大値555のMAZDA Zoom-Zoomスタジアム広島を超える球場が16もあります。
収容人数については、35,000人から最大56,000人と、球場によって大きく差があります。
また、MLBとプロ野球で大きな違いがあったのは、芝と屋根です。
MLBでは、天然芝を使用しているのが30球場中27球場でしたが、プロ野球では、12球場中4球場のみでした。
屋根付き球場は、MLBでは30球場中25球場で、残りの球場についても4球場は開閉式ドームであり、密閉式はトロピカーナ・フィールドのみです。
反対に、プロ野球は12球場のうち半数の6球場が屋根付きです。
これは、MLBでは「野球は太陽のもとで行うもの」という意識が根強いのに対して、日本では梅雨や台風など天気に左右されることが多いからでしょう。
青空の下の野球も、ドーム内での野球も、それぞれに魅力がありますから、いろいろな球場を体験するのも楽しいですね。
コメント