2024年プロ野球12球団のキャプテンたち

プロ野球

プロ野球の各チームを牽引するキャプテンたち。

彼らはチームの精神的な支柱であり、フィールド上でのリーダーシップを発揮します。

2024年シーズンにおける12球団のキャプテンたちを紹介します。

セ・リーグのキャプテンたち

これらのキャプテンたちは、それぞれのチームで中心的な役割を果たしています。

特に、岡本和真選手や山田哲人選手は、その実力とカリスマ性でチームを引っ張っています。

チームキャプテン
横浜DeNAベイスターズ牧 秀悟
東京ヤクルトスワローズ山田 哲人
読売ジャイアンツ岡本 和真
中日ドラゴンズ野手:大島 洋平
投手:大野 雄大
阪神タイガースキャプテンなし
広島東洋カープキャプテンなし

横浜DeNAベイスターズ

名前年齢入団試合打率HR打点OPS
牧秀悟25歳2020年ドラフト2位415.29975261.872
成績は通算(2021~2023)

牧選手は、2023年WBCとカーネクスト・アジアプロ野球チャンピオンシップ2023の日本代表に選ばれました。

WBCでは二塁手として活躍し、特に中国戦とチェコ戦で2本の本塁打を記録。

また、アジアプロ野球チャンピオンシップでは一塁手として出場し、決勝戦での本塁打を含む活躍で日本の連覇に貢献しました。

牧選手の特長は、バットコントロールと中長距離への打撃能力です。

特に右方向への打球に長けており、下半身の力強さがそれを支えています。

防御面では、主に二塁手を務めるものの、その守備力は特出しているわけではありませんが、球際の強さと強い肩が彼の特徴です。

読売ジャイアンツ

名前年齢入団試合打率HR打点OPS
岡本和真27歳2014年ドラフト1位862.272206585.875
成績は通算(2015~2023)

2023年のワールド・ベースボール・クラシックに日本代表に選出され、打率.333、6安打、2本塁打、7打点、出塁率.566という好成績を残しました。

特にイタリア代表との準々決勝戦で5打点、アメリカ代表との決勝戦で本塁打の活躍は、3大会ぶりの優勝に大きく貢献しました。

全方向に本塁打を打つ技術を持ち、2020年と2021年に2年連続で本塁打王と打点王を獲得しています。

また、50メートル6秒1の速さと100メートルの遠投能力を持ち、三塁では強い打球への反応が良く、安定したスローイングが特徴です。

かつて「ビッグベイビー」と呼ばれていましたが、2020年以降は「若大将」という愛称を原辰徳から継承しています。

東京ヤクルトスワローズ

名前年齢入団試合打率HR打点OPS
山田哲人31歳2010年ドラフト1位1430.282285841.891
成績は通算(2012~2023)

2015年の第1回WBSCプレミア12で日本代表に選出され、チームの銅メダル獲得に貢献しました。

2017年のWBCでは、キューバ戦で先頭打者本塁打を含む2本のホームランを放つなど、DHとして活躍。

2019年の第2回WBSCプレミア12では、決勝戦で逆転の3点本塁打を打ち、日本の優勝に大きく貢献しました。

2021年の東京オリンピックでは、全5試合に1番打者として出場し、準決勝の韓国戦で決勝打を記録するなど、金メダル獲得と大会MVPの受賞に貢献しました。

高校時代からの長打力とスイングスピードで知られ、低いスイング率で選球眼の良さを示しています。

インコースの球の捌き方が上手く、勝負強さも持ち味です。

走塁面では、盗塁成功率やベースランニングでの得点貢献度が高く、速さも兼ね備えています。

守備では、プロ入り初期には送球難に悩まされましたが、二塁手としての守備率やUZRで高い評価を受けています。

中日ドラゴンズ

名前年齢入団試合打率HR打点OPS
大島洋平38歳2009年ドラフト5位1811.29134395.705
成績は通算(2012~2023)

ボールを深く引きつけて低めの変化球を右方向に打つ技術に長けています。

また、不利なタイミングからでもヒットを打ち出す能力を持っています。

ドラフト下位入団した選手の中で、高い打率を維持し、6回シーズンで打率3割を達成しており、これは現役選手として最多タイ記録です。

走塁では50メートル6.0秒、一塁到達3.80秒の速さを持ち、2012年には盗塁王のタイトルを獲得しました。

守備面では、外野手として広い範囲をカバーし、遠投115メートルの強肩を持っています。

的確な打球判断と俊足を活かした守備力は非常に高く評価されており、日本のプロ野球界でトップクラスの外野守備手として名高いです。

名前年齢入団登板勝-敗防御率奪三振
大野雄大35歳2011年ドラフト1位22884-873.021189
成績は通算(2011~2023)

2012年に侍ジャパンマッチで日本代表として登板し、無失点で抑えるなど国際試合での活躍を始めました。

2013年の日本vs.チャイニーズ・タイペイ戦、2019年の第2回WBSCプレミア12、2021年の東京オリンピックに日本代表として選出されました。

オリンピックでは、アメリカ戦でリリーフ登板し無失点に抑え、チームの金メダル獲得に貢献しました。

投球面では、平均球速145.9km/h、最速152km/hのストレート、フォークボール、100km/h台のカーブ、2種類のスライダー、ツーシームなどの多彩な球種を駆使しています。

パ・リーグのキャプテンたち

チームキャプテン
北海道日本ハムファイターズキャプテンなし
東北楽天ゴールデンイーグルス野手:浅村 栄斗
投手:則本 昂大
埼玉西武ライオンズ源田 壮亮
千葉ロッテマリーンズ中村 奨吾
オリックス・バファローズキャプテンなし
福岡ソフトバンクホークスキャプテンなし

パ・リーグでも、各チームのキャプテンたちはチームに欠かせない存在です。

特に中村奨吾選手や浅村栄斗選手は、それぞれのチームでリーダーシップを発揮しています。

千葉ロッテマリーンズ

名前年齢入団試合打率HR打点OPS
中村奨吾31歳2014年ドラフト1位1128.25185426.710
成績は通算(2015~2023)

プロ入り以来、広角に打ち分ける技術を持つ打者として評価されいます。

特に対左投手に強く、2017年シーズンにはリーグ5位相当のOPSを記録するなど、打撃面での進化を遂げました。

当初は三振が多く選球眼が問題視されていましたが、近年は改善が見られ、2020年には三振率が低下し、四球率が上昇しました。

守備と走塁においても優れた能力を持ち、遠投115メートル、50メートル走6秒0の身体能力をもちます。

二塁手としてはゴールデングラブ賞を3度受賞し、DELTA FIELDING AWARDSでも高評価を受けています。

三塁手や遊撃手としても守れるユーティリティープレイヤーとしての価値を持ち、特に三塁守備ではUZRでリーグトップの成績を残しています。

東北楽天ゴールデンイーグルス

名前年齢入団試合打率HR打点OPS
浅村栄斗33歳2008年ドラフト3位1805.2802831072.829
成績は通算(2010~2023)

西武時代の浅村は、リーグを代表する勝負強い強打者で、元々中距離打者でした。

2018年に打率向上を目指してフォームを改造し、以降は長打を量産するようになりました。

「ヒットの延長がホームラン」という考えで打席に立ち、特に初球から積極的に振るスタイルで高い成果を上げています。

2018年には32本塁打を記録し、その半分以上が中堅より右方向への打球で、広角に強い打球を打つ能力も持っています。

守備では元々遊撃手でしたが、プロ入り後は主に一塁手や二塁手としてプレイしており、守備のうまさはプロ入団時から高く評価されています。

2013年には一塁手として136試合に出場し、守備率.997とUZR16.4を記録するなど、その守備力を証明しました。

また、高校生時代の50メートル走は6秒2、遠投は100メートルと、身体能力も高いことが伺えます。

名前年齢入団登板勝-敗防御率奪三振
則本昂大33歳2012年ドラフト2位263114-913.111717
成績は通算(2013~2023)

日米野球2014の日本代表として選出され、第3戦で5回無安打無失点の活躍を見せ、チームとして日米野球史上初の継投ノーヒットノーランを達成しました。

2015年の第1回プレミア12にも選出され、開幕戦で最速157km/hを記録しましたが、準決勝では敗戦投手となりました。

2017年には第4回WBCの日本代表に選出され、2試合のリリーフ登板で防御率9.82という結果に終わりました。

投球スタイルは、独特のスリークォーターから繰り出される気迫溢れる投球で、フォーシーム、スライダー、フォークボールを投げます。

また、カーブ、チェンジアップ、スプリットなどの変化球も使用します。

速球の回転数はNPB平均を上回り、スライダーには特に高い評価があり、「七色のスライダー」とも称されます。

5度の最多奪三振タイトルを獲得しており、その技術と才能が認められています。

埼玉西武ライオンズの源田壮亮

名前年齢入団試合打率盗塁打点OPS
源田壮亮31歳2016年ドラフト3位868.270160244.665
成績は通算(2010~2023)

2023年の第5回WBCで日本代表に選出され、韓国戦で右手小指を骨折しました。

2試合を欠場しましたが、準々決勝のイタリア戦からは全試合にスタメン出場しました。

大会後、開幕戦出場に意欲を見せましたが、球団は治療を優先し、開幕一軍出場は見送られました。

打撃でのシュアさと勝負強さ、守備での範囲の広さと素早いプレイが特徴で、遊撃手として両リーグ最高のUZRを4年連続で記録しています。

2023年WBCのメキシコ戦では、微妙なタッチプレーでのチャレンジ成功と背走捕球で注目を集め、「源田の1ミリ」としてネットで絶賛されました。

MLB.comやFox Sportsなどでも彼の守備は大会トップの守備の一つとして紹介されました。

まとめ

2024年のプロ野球シーズンも、各球団のキャプテンたちはチームの旗手として大きな役割を担っています。

彼らの活躍により、チームはより一層の結束力を発揮し、ファンに夢と感動を与え続けてくれるでしょう。

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