【MLB】安打数を歴代ランキングで紹介!日本でもお馴染みのあの選手は何本?

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この記事では、MLBでの安打数を歴代ランキングで紹介します。

日本でも”お馴染み”のあの選手は、1シーズンで何本ヒットを打ったのか、あの有名な選手は、生涯で何本安打を打ったのか、知りたくなったことはありませんか?

この記事を読めば

  • MLBの1シーズンでの安打数TOP10
  • MLBの生涯での安打数TOP10

これらの記録とその経緯がわかります。

ぜひ、最後までMLBの安打数の歴代ランキングをご覧ください。

MLBの安打数歴代ランキング【シーズン】

ここでは、1シーズンでの安打数歴代ランキングを紹介します。

1位:イチロー(2004年)

鈴木 一朗(すずき いちろう)1973年10月22日生

安打数達成年達成時の所属チーム
262本2004年シアトル・マリナーズ

2004年の4月は不調でしたが、5月にイチロー自身2度目となる月間50安打を記録すると、7月も51安打を放ち、シーズン2度の月間50安打の達成は、ジョー・メドウィック以来68年ぶりとなります。

8月26日に、自己最速でシーズン200安打を放ち、MLB史上初めての4年連続200安打を達成すると、10月1日には258安打目を放ち、84年ぶりにMLBシーズン最多安打記録を更新しました。

最終的に262安打を放ち、シーズン最多安打記録をさらに更新しました。


2位:ジョージ・シスラー(1920年)

ジョージ・ハロルド・シスラー(George Harold Sisler)1973年10月22日生

安打数達成年達成時の所属チーム
257本1920年セントルイス・ブラウンズ

開幕直後から絶好調で順調に安打数を伸ばし、シーズン257本のMLB記録を打ち立て、打率.407で首位打者を獲得しています。

イチローは、シスラーのシーズン最多安打記録を更新する258安打目を放った直後、球場に来ていたシスラーの長女フランシスさんと固い握手を交わし、また後に、シスラーの孫ドラッコルマンさんは、「シスラーの名前が再び世に出て、みんなが祖父のキャリアについて熱く語ってくれたのがうれしかった」と話しています。


3位:ビル・テリー(1930年)

ウィリアム・ハロルド・”ビル”・テリー(William Harold “Bill” Terry)1898年10月30日生

安打数達成年達成時の所属チーム
254本1930年ニューヨーク・ジャイアンツ

シスラーの最多安打記録に、あと3本にせまる254安打を記録するとともに、シーズン打率は.401で首位打者を獲得しました。

ナショナル・リーグで打率が4割を超えたのは、現在においてもテリーが最後です。


3位:レフティ・オドール(1929年)

フランシス・ジョセフ・オドール(Francis Joseph O’Doul)1897年3月4日生

安打数達成年達成時の所属チーム
254本1929年フィラデルフィア・フィリーズ

1929年に移籍したフィラデルフィア・フィリーズで254安打を記録し、打率.398で首位打者を獲得しました。

引退後にサンフランシスコ・シールズの監督をしていたオドールは、アメリカに遠征に来ていた日本初のプロ野球チーム「大日本東京野球倶楽部」にニックネームを付けることを提案し、後に「東京ジャイアンツ(現読売ジャイアンツ)」をニックネームとしました。


5位:アル・シモンズ(1925年)

アル・シモンズ(Aloysius Harry “Al” Simmons)1902年5月22日生

安打数達成年達成時の所属チーム
253本1925年フィラデルフィア・アスレチックス

1902年5月22日生まれ、ウィスコンシン州・ミルウォーキー出身

1924年のMLBデビューで、いきなり打率3割、100打点を記録すると、翌1925年には当時歴代2位の253安打を放って、打率.387、24本塁打、129打点を記録し、MVPの投票では2位に食い込みました。


6位:チャック・クライン(1930年)

チャールズ・ハーバート・クライン(Charles Herbert Klein)1904年10月7日生

ニックネームは”Hoosier Hammer”(インディアナ・ハマー)

安打数達成年達成時の所属チーム
250本1930年フィラデルフィア・フィリーズ

1930年に250安打、打率.386の成績でしたが、ビル・テリー(歴代3位)が254安打、打率.401を記録したため、首位打者のタイトルは逃しました。

クラインが683試合目で通算1,000本安打を達成したのは、現在でもMLBでの最速記録です。


6位:ロジャース・ホーンスビー(1922年)

ロジャース・ホーンスビー・シニア(Rogers Hornsby Sr.)1896年4月27日生

愛称は、”the Rajah”(ラージャ=インドの王様)

安打数達成年達成時の所属チーム
250本1922年セントルイス・カージナルス

1922年、打率4割、打点150打点に届き、首位打者と打点王を獲得したのに加えて、42本塁打を放ち、打撃三冠のほか、打撃部門のタイトルをほぼ独占しました。

引退に際して、ホーンスビーの長年の活躍を記念して、当時のチームロゴ「SL」を背番号の代わりとして永久欠番とし、これは永久欠番第1号になりました。

こちらの記事では、ロジャース・ホーンスビーをはじめ、歴代の三冠王を紹介しています。


8位:タイ・カッブ(1911年)

タイラス・レイモンド・カッブ(Tyrus Raymond “Ty” Cobb)1886年12月18日生

愛称は、ジョージア・ピーチ(The Georgia Peach)

安打数達成年達成時の所属チーム
248本1911年デトロイト・タイガース

1911年、当時のMLB新記録となる248安打、自己最高の打率.420を達成し、4回目の打点王も獲得、MVPも獲得しました。

また、40試合連続安打を記録していて、これは近代野球(1901年以降)での当時のMLB記録でした。

カッブの現役時代には、背番号がありませんでしたが、デトロイト・タイガースでは、永久欠番と同様の扱いになっています。


9位 ジョージ・シスラー(1922年)

安打数達成年達成時の所属チーム
246本1922年セントルイス・ブラウンズ

1922年は、タイ・カッブと首位打者争いをくり広げ、打率.420、246安打、51盗塁で首位打者・盗塁王を獲得するとともに、初のMVPに輝きました。

また、41試合連続安打も記録していて、1941年にジョー・ディマジオに破られるまで、近代MLB記録でした。


10位 イチロー(2001年)

安打数達成年達成時の所属チーム
242本2001年シアトル・マリナーズ

MLB挑戦初年のこの年、1996年にアレックス・ロドリゲスが記録した球団最多安打記録の215安打を更新し、その後、1930年のビル・テリー以来となるシーズン242安打を放ち、MLBの新人最多安打記録を更新、アジア人打者初の新人王を受賞しました。

さらに、首位打者・盗塁王・シーズンMVP・シルバースラッガー賞・ゴールドグラブ賞と、アジア人初となる数々のタイトルや表彰を獲得しています。

MLBの安打数歴代ランキング【通算】

1位 ピート・ローズ

ピーター・エドワード・ローズ・シニア(Peter Edward “Pete” Rose Sr. )1941年4月14日生

愛称はチャーリー・ハッスル(Charlie Hustle)

生涯打席数生涯打数生涯安打数生涯打率
15861140534256.303

1960年に地元の球団であるシンシナティ・レッズに入団。

1968年と1969年、1973年の3度の首位打者を獲得していて、1984年には通算4,000本安打を達成しました。

2016年にレッズの球団殿堂に入ることになり、現役・監督を通じてつけていた背番号「14」が永久欠番に指定されました。


2位 タイ・カッブ

タイラス・レイモンド・カッブ(Tyrus Raymond “Ty” Cobb)1886年12月18日生

生涯打席数生涯打数生涯安打数生涯打率
13103114304189.367

1905年にデトロイト・タイガースに入団し、1907年から1915年まで9年連続、1917年から1919年まで3年連続で首位打者を獲得しています。

1909年には、打率.377、9本塁打、107打点、76盗塁を記録、打撃全タイトル制覇(当時はタイトルでなかったものを含む)を達成していて、これはMLB史上唯一です。

1927年には打率.357の好成績で、史上初の通算4,000本安打を達成しました。

近代野球(1901年以降)では史上初の3回の打率4割超えを達成していて、通算打率.367はMLB歴代最高記録です。


3位 ハンク・アーロン

ヘンリー・ルイス・アーロン(Henry Louis Aaron)1934年2月5日生

生涯打席数生涯打数生涯安打数生涯打率
13941123643771.305

1952年にボストン・ブレーブスに入団し、1956年、1959年に首位打者を獲得しています。

アーロンは、本塁打数が注目されますが、1963年には打率3割・30本塁打・30盗塁を記録していて、俊足と盗塁術も持ち合わせていました。

1974年には、715号本塁打を放ち、ベーブ・ルースの当時のMLB本塁打記録を破っています。

1982年にアメリカ野球殿堂入りし、背番号「44」はミルウォーキー・ブルワーズとアトランタ・ブレーブスで永久欠番に指定されています。


4位 スタン・ミュ-ジアル

スタンリー・フランク・ミュージアル(Stanley Frank Musial)1920年11月21日生

生涯打席数生涯打数生涯安打数生涯打率
12712109723630.331

1941年にセントルイス・カージナルスでMLBデビューし、1943年には、自身初の首位打者を獲得、MVPを受賞しています。

1946年、1948年と、1950年から1952年まで3年連続、1957年の合計7回の首位打者を獲得していて、1958年には、史上8人目の3,000本安打を達成しました。

1963年で引退し、背番号「6」はカージナルス初の永久欠番になりました。


5位 トリス・スピーカー

トリストラム・エドガー・スピーカー(Tristram Edgar Speaker)1888年4月4日生

愛称は、”Spoke”(スポーク)、”The Grey Eagle”(グレー・イーグル)。

生涯打席数生涯打数生涯安打数生涯打率
11988101953514.345

1907年、ボストン・レッドソックスでMLBデビューし、通算打率.344を記録しています。

1916年に首位打者を獲得しているほかに、1912年、1914年、1916年、1918年、1920年から1923年までの4年連続、計8回シーズン二塁打数1位を記録していて、通算792本はMLB史上1位です。


6位 D・ジーター

デレク・サンダーソン・ジーター(Derek Sanderson Jeter)1974年6月26日生

生涯打席数生涯打数生涯安打数生涯打率
12602111953465.310

1992年、ニューヨーク・ヤンキースに入団し、1995年にMLBデビューしました。

1996年は、17試合連続安打を記録、1999年には219安打、打率.349の自己最高の成績を残し、2011年、本塁打によってヤンキース史上初の3,000本安打を達成しています。

2017年、ヤンキースが背番号「2」を永久欠番にし、これによりヤンキースの1桁の背番号は全て永久欠番となりました。


7位 ホーナス・ワグナー

“ホーナス”ヨハネス・ピーター・ワグナー (Johannes Peter “Honus” Wagner)1874年2月24日生

愛称は、「フライング・ダッチマン」

生涯打席数生涯打数生涯安打数生涯打率
11748104393420.328

1897年にルイビル・カーネルズよりMLBデビュー、1900年に、自身初タイトルとなる首位打者をはじめ、最高長打率・最多二塁打・最多三塁打を獲得しました。

1903年、1904年の2年連続と1906年から1909年に4年連続で首位打者を獲得し、1914年には、史上2人目となる3,000安打を達成しました。

1952年に、ワグナーの背番号「33」がピッツバーグ・パイレーツで初の永久欠番とされました。


8位 C・ヤストレムスキー

カール・マイケル・ヤストレムスキー(Carl Michael Yastrzemski)1939年8月22日生

生涯打席数生涯打数生涯安打数生涯打率
13992119883419.285

1961年にMLBデビューを果たし、1963年に打率.321で首位打者、1967年には打率.326、44本塁打、121打点で三冠王を獲得、1968年には打率.301で、MLB史上最も低い打率での首位打者となりました。

1989年にアメリカ野球殿堂入りし、殿堂入りを記念して背番号「8」は、ボストン・レッドソックスの永久欠番になりました。


9位 ポール・モリター

ポール・レオ・モリター(Paul Leo Molitor)1956年8月22日生

ニックネームは、打線の火付け役を務めたことから「The Ignitor(点火装置)」

生涯打席数生涯打数生涯安打数生涯打率
12160108353319.306

1978年にMLBデビューし、1987年には、ミルウォーキー・ブルワーズ 球団記録である39試合連続安打を記録、1996年に通算3,000安打を達成しています。

引退の翌1999年、背番号「4」がミルウォーキー・ブルワーズの永久欠番になりました。


10位 エディ・コリンズ

エドワード・トローブリッジ・コリンズ・シニア(Edward Trowbridge Collins Sr.)

1887年5月2日生、愛称は”Cocky”(「生意気」)

生涯打席数生涯打数生涯安打数生涯打率
1208799493315.333

1906年にフィラデルフィア・アスレチックスからMLBデビューし、1909年から1915年まで、7年連続で打率.320以上記録し続けていました。

コリンズのMLB記録である通算犠打数512は、2003年に、読売ジャイアンツの川相昌弘選手が更新しています。

MLBの安打数歴代ランキング【まとめ】

この記事では、MLBでの安打数の歴代ランキングTOP10を【シーズン】と【通算】で紹介しました。

ほとんどが、わたし達が生まれる前の記録で、この中にイチローやジーターがいるのは、どれだけスゴイかがうかがえますね。

この先、これらの記録が破られる日が来るのか、楽しみです。

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