この記事では、プロ野球で40代で現役を続けている選手を紹介します。
ふつうの社会で40代と言えば、次第に責任ある役職に就き、これからもまだまだ頑張っていく年齢です。
しかし、プロスポーツの世界では、ほとんどの選手が40代を前に引退しています。
そんな中、40代でプロ野球で現役を続けている選手を紹介します。
プロ野球で40代で現役は厳しい?
年齢を重ねると、身体に衰えが生じ、特にプロスポーツを続けることは厳しくなります。
プロスポーツの選手寿命は、一般的に以下のようになると言われています。
- 野球:29歳
- サッカー:26歳
- テニス:35歳
- 水泳:25歳
- 相撲:25歳
- バスケットボール:30歳
- バレーボール:30歳
- 卓球:30歳
- ソフトボール:25歳
- ラグビー:26歳
1年中ハイレベルなパフォーマンスが必要となり、そんな中でケガをしたり体力が衰えたりして引退を余儀なくされます。
ただ、体力の衰えを技術力で補ったり、若い頃からしっかりしたメンテナンスを行うことで、選手生命を延ばしている選手もいます。
こちらでは、プロ野球の最年長記録を紹介しています。
プロ野球40代現役選手
石川 雅規 (いしかわ まさのり)
43歳 | 1980年1月22日生 | 21年目 |
投手 | 左投左打 | 2001年自由獲得枠 |
東京ヤクルトスワローズ (ヤクルトスワローズ) | 2002年~ |
登板 | 勝 | 敗 | セーブ | H | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|
520 | 183 | 180 | 0 | 3 | 3.88 |
身長167cmながら、多彩な変化球を武器にピッチングを組み立て、通算183勝を挙げています。
最速140km/hと球速は遅いものの、制球力が高く、通算の与四球率1.81は現役選手の中で4位です。
ぜひ、通算200勝を達成してほしいですね。
和田 毅 (わだ つよし)
41歳 | 1981年2月21日生 | 16年目 |
投手 | 左投左打 | 2002年自由獲得枠 |
福岡ダイエーホークス 福岡ソフトバンクホークス | 2003年~2011年 |
シカゴ・カブス | 2014年~2015年 |
福岡ソフトバンクホークス | 2016年~ |
登板 | 勝 | 敗 | セーブ | H | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|
520 | 183 | 180 | 0 | 3 | 3.88 |
安定した下半身から球持ちが長く出所が分かりづらい投球で、最速149km/hのストレートと変化球を投げ分けます。
2014年から2シーズン、MLBのシカゴ・カブスで活躍し、5勝を挙げています。
現在、日米通算155勝をどこまで伸ばせるか楽しみですね。
青木 宣親(あおき のりちか)
41歳 | 1982年1月5日生 | 13年目 |
外野手 | 右投左打 | 2003年ドラフト4巡目 |
ヤクルトスワローズ 東京ヤクルトスワローズ | 2004年~2011年 |
ミルウォーキー・ブルワーズ | 2012年~2013年 |
カンザスシティ・ロイヤルズ | 2014年 |
サンフランシスコ・ジャイアンツ | 2015年 |
シアトル・マリナーズ | 2016年 |
ヒューストン・アストロズ | 2017年 |
トロント・ブルージェイズ | 2017年 |
ニューヨーク・メッツ | 2017年 |
東京ヤクルトスワローズ | 2018年~ |
試合 | 打席 | 打率 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | |
---|---|---|---|---|---|---|
NPB | 1556 | 6745 | .317 | 142 | 639 | 173 |
MLB | 759 | 3044 | .285 | 33 | 219 | 98 |
ミートが上手で、安打を量産しながらも長打力もあります。
毎年、打撃フォームを少しずつ変化させていて、その時の調子の良し悪しによって使い分けています。
4000打数以上でのプロ野球通算打率は.317で、1位のレロン・リーの通算打率.320を上回れるか楽しみです。
藤田 一也(ふじた かずや)
40歳 | 1982年7月3日生 | 18年目 |
内野手 | 右投左打 | 2004年ドラフト4巡目 |
横浜ベイスターズ 横浜DeNAベイスターズ | 2005年~2012年 |
東北楽天ゴールデンイーグルス | 2012年~2021年 |
横浜DeNAベイスターズ | 2022年~ |
試合 | 打席 | 打率 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 |
---|---|---|---|---|---|
1440 | 4321 | .268 | 24 | 327 | 37 |
セカンド、ショート、サードの守備をこなし、「日本一守備がうまい選手」と評されています。
バットコントロールがうまく、2013年にはパ・リーグで最少三振数を記録しています。
人望も厚く、自主トレを行う時には多くの選手が弟子入りをしています。
中島 宏之(なかじま ひろゆき)
40歳 | 1982年7月31日生 | 20年目 |
内野手 | 右投右打 | 2000年ドラフト5巡目 |
西武ライオンズ 埼玉西武ライオンズ | 2001年~2012年 |
MLB挑戦 | 2013年~2014年 |
オリックス・バファローズ | 2015年~2018年 |
読売ジャイアンツ | 2019年~ |
試合 | 打席 | 打率 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 |
---|---|---|---|---|---|
1925 | 7396 | .293 | 209 | 994 | 144 |
早いカウントから積極的を持ち、広角に打ち分けられる技術を持ちます。
足が速いわけではないものの、頭脳的な走塁は高く評価されています。
現在のプロ野球12球団に加え、2004年に消滅した近鉄バファローズを含む全13球団と一軍公式戦で対戦したことがある唯一の選手です。
比嘉 幹貴(ひが もとき)
40歳 | 1982年12月7日生 | 13年目 |
投手 | 右投右打 | 2009年ドラフト2巡目 |
オリックス・バファローズ | 2010年~ |
登板 | 勝 | 敗 | セーブ | H | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|
382 | 24 | 11 | 3 | 87 | 2.71 |
最速148km/hのストレートと変化球を投げ分け、コントロールが非常に良い選手です。
牽制が12球団でNo.1との評価も受けています。
2022年の日本シリーズでは、オリックス・バファローズの26年ぶりの日本一に貢献しました。
2023年に40代となるプロ野球選手
松田 宣浩(まつだ のぶひろ)
39歳 | 1983年5月17日生 | 17年目 |
内野手 | 右投右打 | 2005年ドラフト希望枠 |
福岡ソフトバンクホークス | 2006年~2022年 |
読売ジャイアンツ | 2023年~ |
試合 | 打席 | 打率 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 |
---|---|---|---|---|---|
1910 | 7562 | .265 | 301 | 991 | 135 |
走攻守すべてにおいてスピード感があり、遠投では110mを記録するなど肩も強い選手です。
まばたきが多いため「まばたきマッチ」と呼ばれ、「熱男」のパフォーマンスも有名です。
中村 剛也(なかむら たけや)
39歳 | 1983年8月15日生 | 21年目 |
内野手 | 右投右打 | 2001年ドラフト2巡目 |
西武ライオンズ 埼玉西武ライオンズ | 2002年~ |
試合 | 打席 | 打率 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 |
---|---|---|---|---|---|
1954 | 7638 | .254 | 454 | 1302 | 26 |
多くの評論家が、中村選手が放つ本塁打の放物線が美しいと高く評価しています。
体型に似合わず脚力もあり、走塁センスも高く評価されています。
「おかわり君」の愛称で選手やファンに親しまれています。
栗山 巧(くりやま たくみ)
39歳 | 1983年9月3日生 | 21年目 |
外野手 | 右投右打 | 2001年ドラフト4巡目 |
西武ライオンズ 埼玉西武ライオンズ | 2002年~ |
試合 | 打席 | 打率 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 |
---|---|---|---|---|---|
2164 | 8694 | .280 | 120 | 883 | 84 |
選球眼がよく、投手に多くの球を投げさせたり、出塁能力に長けています。
打席での粘り強さや広角に打ち分ける技術で、相手チームの脅威となっています。
プロ野球40代現役選手:まとめ
この記事では、2023年シーズンの40代現役選手を紹介しました。
同じころに入団した選手や後輩が引退していく中、自身の体の衰えに懸命に抗いながら現役を続ける選手が6人います。
さらに、2023年に新たに40代に突入する選手が3人います。
経験豊富な40代の選手たちの、今シーズンの活躍が楽しみですね。
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